ウィーンのデジタルサイネージと街

 報告遅くなりましたが、今年の夏はオーストリアのウィーンに行ってきました。デジタルサイネージ視点で気になったものをピックアップ!
 まずは動画をごらんください。

以下は動画の解説になります。
1)地下鉄のエスカレーター
 人の下る動きに合わせた デジタルサイネージ。これは目につく。

2)ベートーベンハウス
 アナログだが引き出した絵画に合わせてベートーベンの楽曲が流れる。ボタンとかではなくこういう機構使うとおもしろい
https://www.wienmuseum.at/beethoven_museum_en

3)音楽の家博物館
 指揮棒の動きに合わせてオーケストラの演奏が早くなったり遅くなったり動画も音も連動している。これは面白いがつくるの難しそう
https://www.hdm.at/en/museum/

4)クンストハウスウィーン
 アーティストであり建築家でもあるフンデルトヴァッサーの美術館。この謎の動くオブジェはシンプルに人目をひく。こういうアナログなオブジェはおもしろい。
 彼のデザインした建築物は日本にもあります。環境局舞洲工場など。ジブリっぽいなと思ったら影響を受けているのはどうやらジブリの方らしい。
https://www.kunsthauswien.com/en/
https://www.osaka-env-paa.jp/kojo/maishima/


5)ハクスバーナ自動芝刈り機
 これはサイネージではなく、スウェーデン製のおそうじロボットの芝刈版であるが、ベルヴェデーレ宮殿の広大な芝生をこいつが刈っていた。炎天下でこういうのこそ機械にやらせる仕事だなと思った。
https://www.husqvarna.com/jp/
 おそらくMAPで刈りたい範囲を入力しておくと自動でやってくれるのだろう。ドローン(兵器)とかつくんないでいいから、こういう発明してほしい。

6)リサイクル容器回収
 オーストリアでは2025/1からリサイクル容器のデポジット制が開始されていた。例えばペットボットルやアルミ缶には0.25ユーロのデポジット金が上乗せして売られ、回収時にそれがお金で返ってくる。スーパーなどには自動回収機が設置してあって、そいつに容器を投入すると自動分別してクーポンとなって戻ってきます!これもサイネージではないけど、これやったらゴミのポイ捨てなくなるよな。
https://www.recycling-pfand.at/?lang=en
 リサイクル容器回収で出てくるクーポン(下右)。レジで買物のとき出すと買物からこの金額ひいてくれます。朝とか週末の夕方とかはゴミだしおっさんの行列が回収機の前にできます!


 また、街角には巨大ゴミ箱があり、いつでもゴミが捨てられるようになっている。古着の回収BOXもあり。ゴミ箱きちんとメンテできていればこの方が街はきれいになる。
 あと、おもしかったのが忘れ物回収BOX。警察持っていくとめんどいから、こういうのに放り込んでおけばいいというのはけっこう合理的。

 以下、動画にはないもの、追加でいくつか

 シェーンブルン宮殿の壁うちマッピング。壁の形状にあわせてのマッピング。文化財にプロジェクター天吊りはできないので、床置から規制線はっての投影。こういうやり方もあり。

 ウィーン市庁舎前の屋外巨大シアター Vienna Film Festival 常設ではなく夏と冬に登場する屋外シアター約900インチ。無料で見れます。見たかったが夜は眠くなって行けなかった。プロジェクターでスタック投影している。都庁前もこれやったら客くるぞ!?

 ウィーンも自転車交通発達していて、街角にはなんと自転車修理用の工具つき台座があります。電動キックボードもけっこう走っています。路面電車と地下鉄が公共交通の中心で、ウィーンも改札がありません。切符に打刻する装置が地下鉄の入口や路面電車の中にあります(電子チケットもあり)。day チケット、1週間チケット、24時間チケットなどチケットの種類がたくさんあります。子ども(中学生まで)とワンコは同料金で大人の半額。切符に打刻しないで乗っていたり切符を買っていないと罰金ですが検札には一度もあわなかった。

 ひとまずこんなところで。来年もどっか行けるかな!?

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